Keep Right On To The End Of The Road しっかり行こう、道の終わりまで

 


Keep Right On To The End Of The Road

 

William Dillon(1877-1966),Harry Lauder(1870-1950)

 

https://www.musixmatch.com/ja/lyrics/Sir-Harry-Lauder/Keep-Right-On-To-The-End-Of-The-Road
訳者より:スコットランドの歌手で俳優のハリー・ローダーの歌です。第二次大戦中にチャーチルがよく口ずさんでいたとのことです。(「血と涙と」中野忠夫氏訳 168頁)「r」を巻き舌で発音するのがスコットランド訛です。

 

 

 

しっかり行こう、道の終わりまで

 

ウィリアム・ディロン、ハリー・ローダー

 


人生のあらゆる道は、

喜びと悲しみでいっぱいの、長い、長い道だ、
旅の途中、君の心は君が一番欲しいものに
どんなにか憧れることだろう、
そう、富とか愛とかいったものだ、
しかし、我々は行かなければならない。

(コーラス)
しっかり行こう、道の終わりまで
しっかり行こう、終わりまで
道は長い。しかし心を強く持て、
曲がり角は正しく曲がれ
疲れても、うんざりしても、旅を続けるんだ、
君の幸せな家にたどり着くまで、
そこには、道の終わりには、
君が夢見てきたすべての愛があるだろう。

大きな強い心を持っていれば、
長く険しい丘も笑顔で登れるだろう、
良い、優しい心と、はっきりした目的を持っていれば、
大いに近道ができるだろう。
だから、いつも勇気を
君の導きの星にしよう。

(コーラス)

 

2025.8.31

遠く離れて、ハローの丘の村と学校を想う

 

On a Distant View of the Village and School of Harrow on the Hill

George Gordon Byron

遠く離れて、ハローの丘の村と学校を想う

ジョージ・ゴードン・バイロン

原文:
https://www.gutenberg.org/files/8861/8861-h/8861-h.htm#section21

 

ああ!もしユピテルが過ぎ去った日々を返してくれるものなら

ヴェルギリウス

 

1.

幼い日の情景が、愛おしく思い出される。
現在は苦い、過去と比べるなら;
そのとき初めて、思考力が科学を理解し始め、
そして、長続きするにはロマンチックすぎる友情が生まれたのだ;

2.

あの頃の、友情と悪戯の仲間たちの
肖像を辿る空想は楽しい;
希望が潰えても、胸に残る
色あせない君たちとの想い出は、私にとってどれほど嬉しいものだろう!

3.

私は再び、私たちが遊んだ丘、泳いだ小川、
喧嘩した野原を訪れる;
大きな鐘の音に促されて、
先生の教えを聞きに、私たちが通った学校を。

4.

私はまた、夕暮れ時に墓石にもたれて
何時間も考え込んでいた場所を見る;
夕陽の最後の残照を見るため、
教会の敷地の険しい崖の頂き辺りを、私はさまよい歩いたものだ。

5.

私は再び、観客に取り囲まれていた部屋を眺める、
ザンガとして、私は打ち倒されたアロンゾを踏みつけたのだ;
(*ザンガ、アロンゾ:エドワード・ヤングの戯曲「復讐」の登場人物たち)
私の若いプライドを膨らませるような、拍手が轟いた、
私は自分がモソップにも勝っているのではないかと思った。
(*モソップ:ザンガ役で有名な俳優)

6.

あるいは、娘たちゆえに王国と理性を失ったリア王として、
私は深い呪いの言葉を吐いた;
大喝采と自惚れに焚きつけられて、
私は自分をギャリックの再来とまで思うようになった。
(*ギャリック:17世紀の演劇人)

7.

少年時代の夢よ、私がお前をどれほど惜しんでいることだろう!
色あせることなく、お前の記憶はこの胸に宿っている;
今は悲しく、淋しいけれども、私はお前を決して忘れたりはしない:
空想の中では、まだお前を楽しめるのだから。

8.

運命が未来に影を投げかけるとき
アイーダの全ての思い出が私を取り戻させてくれますように!
(*アイーダ、ハロー校がある丘のことをバイロンはこう呼んだ)
闇が明日の展望を覆い隠しているのだから、
私の魂にとって、もっと大切なのは過去の光なのだ!

9.

しかし、私のこれからの人生の中で、
何か新しい愉快な景色が目に飛び込んで来たなら、
歓喜に高揚して、私は言うだろう、
「ああ、私の幼年時代は、こんな日々だった。」

 

 

2023.11.7

アミールの伝言

 

THE AMIR’S MESSAGE.

Alfred Lyall

 

アミールの伝言

アルフレッド・ライアル

 

原文テキスト:
https://www.ebooksread.com/authors-eng/alfred-lyall/verses-written-in-india-lay/page-2-verses-written-in-india-lay.shtml
原文画像:
https://books.google.co.jp/books?id=03k-AAAAYAAJ&pg=PA67&hl=ja&source=gbs_toc_r&cad=3#v=onepage&q=THE%20AMIR’S%20MESSAGE&f=false

 

I.
ドゥルドニ・ハーンであるアブドゥルラフマンは、ギルザイの首長に書き送った:
「神は私をアフガン人のアミールとされた。しかしあなたの丘にいるあなたは自由である。
「私は剣と印章によって統治する。私に追従や賄賂は通用しない;
「私は高貴なギルザイ族から報酬も貢ぎ物も受け取らない;
「あなたに誓約も約束も求めない;私は許す、誰もが知るように
「あなたが頑なに私に歯向かったことを、そしてあなたの友は私の敵だったことを。
「今や、シェル・アリの息子たちは亡命し、優れた部下たちはばらばらになって逃げ去った、
「そして逃げ延びた者たちは家を失った、そして私が見つけた者たちはみな死んでいた。
「それが慈悲深き御方の御業である、その御心が賞と罰を決められるのである。
「その御方が、富と報復、すなわち血に染まった墓に落ちる涙を決められるのである。
「今、剣が静まっている間に、新たな血が流れる前に、
「私は賢者の助言を求めている。
「最後の傭兵の産地だったマーヴからは、一族がみな遠くに散らばってしまった、
「そして、トルクメニスタンの馬はロシア皇帝の大砲につながれている。
「そこで、あなたが安心して安全に移動するために、
「私の家臣の中からか、私の軍勢の中から、
「あなたが最も信頼し、あなたの部族が知り、
「敬愛する、忠実な心の持ち主を選ばれよ;
「そうしてあなたがカブールまで無事に騎行されるなら、
私たちの生涯の確執はなくなるだろう。」

II.
ギルザイの首長は返事を書いた―「私たちの道は狭く険しいものです、
「太陽が渓谷を激しく焼き、深い谷を雪解け水が流れています;
「カブール川の浅瀬はあのアフリディ人に見張られております;
「私たちが去年の春、彼の仲間を追い回したことを、彼はよく覚えております。
「あなたのキブルの城塞は高くそびえ立ち、多くの人々がそこに住み、休んでいます;
「アミールたちは来客を歓迎されますが、辞去を急かされることはありません;
「そこで、よそ者には安全な護衛と、勇敢な友人の誓いが欠かせません;
「私の知っている者たちの中から誰を選びましょうか、誰を遣わすようアミールにお願い申し上げましょうか。
「ギルザイの民が信頼するヴァジール、ヌール・アフメドを遣わしていただけますか?
「彼は長い間、地下牢に閉じ込められておりました、彼の真実の大胆な心は塵に返りました。
「西の平原から呼ばれたジャムシーディー・アガを遣わしていただけますか?
「彼は部下の騎兵隊の黒い天幕を去って、二度と彼らを率いることはありませんでした。
「すべてのアフガニスタン人を立ち上がせる、グズニのムーラをお願いしてよろしいでしょうか?
「彼は昨年あなたの宴会に招かれました―彼の魂は天国にあります。
「彼の一族の名において誓いを立てる、首長のファイズラはどこにいるのでしょう?
「彼は松に覆われた高地からも、コヒストドンのブドウ畑からも遠く離れたところにいます:
「彼は他の者たちとともに行って―皆消えてしまいました;彼はあなたの城の門をくぐったのです;
「今、私が選んだ彼らは来るでしょうか?私は彼らが顔を見せるのを待ちたいと思います;
「カブールには夜の影が降りていて、降りて行く道は暗く、
「そして守護者である丘は、私を呼び戻す警告の声を発しています;
「ギルザイ人をその山に留まらせよ、そして伝言の通りに出発させるのは、
「アミールがたった一人でも確かな友を遣わしたとき―墓場が死者を送り出したときだけにせよ。」

 

2023.11.7

下ベンガルでの説教

 

 

A SERMON IN LOWER BENGAL

Alfred Lyall

下ベンガルでの説教

アルフレッド・ライアル

 

 

訳者より:Verses written in Indiaの中の一編です。
原文テキスト:
https://www.ebooksread.com/authors-eng/alfred-lyall/verses-written-in-india-lay/page-2-verses-written-in-india-lay.shtml
原文画像:
https://books.google.co.jp/books?id=03k-AAAAYAAJ&pg=PA67&hl=ja&source=gbs_toc_r&cad=3#v=snippet&q=bengal&f=false

 

 

アラビアからカブール、スワートを経由して、伝道師としてやってきたハジー・マホメド・グバズチェ・オルフ・ムージャヒッド=ウド=ディーン・ワハビーが秘密集会で説教する。

預言者の御名を呼ぶインドの町の人々よ、
イスラームにおける私たちの兄弟愛ゆえに、汝らは私に懇願し、私は来た、
硬く不毛な国から、柔らかな水をたたえた土地へ、
砂の荒野から、見渡す限り豊かに実った地平線へと;
裸の不毛な故郷から、ナツメヤシとミルクの宴会から
汝らの宮殿、肉の鍋、絹の衣服へと;
血が容易く流され、
一族は縄張りを守り、 一人の男は自分の頭を守らなければならず;
行き暮れた旅人たちは、村に近づくにつれて、門番の火縄の赤い火花が飛び散るのを見、
主がその都を守られるのでなければ、忠実な者たちの見張りも虚しい、
柵に囲まれた城塞の国から来たのである。
ここでは異教徒が汝らを守り、汝らは扉を開けたまま眠っている。

汝らは私の援助と助言を求めている、私は汝らを導き、
イスラームの神が、汝らの古い帝国の支配権を回復されるように、
汝らの父祖が築いた町で、彼らが名づけた地方で
忘れられた信仰と、汝らが傷つけてしまった儀式をよみがえらせられるよう祈らなければならない;
汝らの企みを成功させ、
デカンのアラブ人と北のアフガン人にその霊を遣わされるように;
曲剣の一振りで、銃剣は打ち払われる。
そして、汝らは主の鎌で血まみれの収穫を得る。
汝らのために希望と繁栄を祈ろうか?誠に、そのようなことについて
人々は(疑いなく)汝らが目にしていることよりも大きな困難を克服してきたのである;
そうだ、汝らムスリムの男たちは数が多い;しかし戦う男たちは少ない。
祈ることは良いことだ―しかし実践するのはもっと良いことだ―汝らにできることは何か?
この正当な遺産、失った帝国のために戦うのか?
われわれの神は戦いの神であり、殉教者たちはその軍勢である、
その高貴な軍隊に加わるか?恥よりも死を選ぶか?
戦いに向かう時、汝らは汝らが祈っていることのために働けるだろうか?

いや―汝らの脳は食べることで鈍り、汝らの心は欲望で窒息している、
鞍の腰掛は緩んでいるし、半月刀は錆びている。
富める者も弱き者も、贅の限りを尽くしている、
汝らはワインと高利貸しの商売をしている―いや、私が言わなければならないことを聞け―

小煩い威嚇や、インド人の打撃の重さなど気にする私だろうか
バジャウルの野生の山男たちが自らの血で窒息して横たわり、
異教徒たちが足場を固めていたとき、
サイア・コーの山裾で英国の見張り兵を襲い、その場で一人を殺した私である
彼らは呪われているが、臆病者も同じだ。
汝らが馬具に腰を据え、安楽を捨て去るとき
けばけばしいタズィーア(*シーア派の祭りの神輿)や異教の異端を離れるなら
神はそのようなすべてのムスリムの男たちを助けられる;すなわち汝らを助けられる―
碑文の彫られた墓に頭を下げ、殉教者の石を崇める者よ、
死んだ隠者に祈るのは誰か、祈られるべきは神のみである―
ヒンドゥー教の祭り、鐘の音、
踊り、偶像崇拝、地獄の淫行を避けて行くとき;
汝らが懺悔のために神に跪き、もう人に対して畏縮しないとき、
強情な異教徒どもを打ち倒し、支配するのだ、しかしそれまでは
それまでは勇気を持つのだ、男たちよ;汝らの罪と無知ゆえに、
ここで私たちの信仰の灯火は暗がりでほのかに揺らいでいるだけだが、
それは、主によって灯されたのである、そして彼には影がない、
主はその時になれば油を注がれ、季節になればランプの手入れをされる。
その時、汝らは夜明け近くに、国中に響き渡る彼の声を聞き、
その警告によって眠りから覚めるだろう。
兵士に起床を促し、夜明け前に武装することを命じる、兵舎のラッパのように、
その音が朝の冷たい空気の中に、いかに鳴り響くことだろう。
汝らの心と手は強くなければならない。甘い夢を見ていてはならない、
自らを包んでいた闇が飛び去ったとき、眠っている臆病者に災いあれ、
灼熱の太陽が汝らの真上に来た時、その信仰と足元よ、堅固であれ、
ライフル銃が戦列に並び、澄んだ音色で突撃ラッパが吹き鳴らされるそのとき。

* * * *
* * * *

私の軽蔑と非難を許し、私を熱心に取り囲んで攻撃を率いるよう頼むとは、
私の言葉が汝らの心を揺さぶったと見えるな。
いや、聖戦のためには、汝らの精神は盛んではあるが、肉体は弱い、
英国人の大砲に立ち向かうには、もっと良いものが欲しい。

 

2023.11.7

辺境の算数

 

 

Arithmetic on the Frontier

Rudyard Kipling

 

 

辺境の算数

ラドヤード・キップリング

 

原文テキスト:
https://www.gutenberg.org/cache/epub/2334/pg2334-images.html#link2H_4_0040

 

 

七年も学ぶ、
それはすばらしく、輝かしいことだ
御曹司は敵と立ち会ったときに
推測されることを、あれもこれも知っている―
峠から撃ち下ろされる銃弾が口笛を吹く
「すべての肉は草である。」(*イザヤ書40章6節)

「邪悪な硝石」(*シェイクスピア、ヘンリー四世、第一部、第一幕、第三場)で出来た
すべての殺意に立ち向かう
頭脳と肉体を育てるために
毎年三百ポンドが支払われる。
その後は?ユサフザイ族に聞け、
すべての「学問」から何が生まれるかは。

国境の駐屯地の小競り合いで
暗い谷間を駈けているとき
二千ポンドの教育費が
十ルピーのジェザイル(*アフガニスタン製の銃)に倒れる。
詰め込み教師の自慢の生徒、騎兵戦隊の誇りが、
交尾中の兎のように撃たれてしまう!

ユークリッドの定理も。
教科書の公式も、
弾丸をコートから跳ね返すことはできず、
振り下ろされる曲剣を防ぐことはできない。
構ってくる奴を強く叩け―撃てる奴を真っすぐに撃て
オッズは安い男についている。

キャンプから盗まれた房つきの剣は
叙法や時制という言葉も知らない、
しかし、完璧な視力に恵まれて、
私たちの軍の仲間を左へ右へとちぎり取る、
クルム渓谷(*アフガニスタンへの進入路の一つ)のすべての悪党の学費を
全額負担する。

丘陵地帯には、地元民の大群がひしめいている。
膨大な時間と蒸気を費やして、
軍船が次々と私たちを運んでくる、
逃げるアフリディ族を殺すために。

「弓と槍による私たちの捕虜(*植民地の住民)」は安価である。
悲しいかな!私たちは高価なのに。

 

2023.11.7

サルダーにおける ラージプートの反逆者

 

 


RAJPOOT REBELS

On the Sardah

 

Alfred Lyall

 

 

サルダーにおける
ラージプートの反逆者

 

アルフレッド・ライアル

 

 

訳者より:Verses written in Indiaの中の一編です。サルダーはインドとネパールの間の川を指します。
原文テキスト:
https://www.ebooksread.com/authors-eng/alfred-lyall/verses-written-in-india-lay/page-1-verses-written-in-india-lay.shtml
原文画像:
https://books.google.co.jp/books?id=03k-AAAAYAAJ&pg=PA67&hl=ja&source=gbs_toc_r&cad=3#v=onepage&q=RAJPOOT%20REBELS&f=false

 

激流が
険しい崖を洗い、
松と樫が
ネパール山脈の尾根を覆う場所で、

二十人のラージプートの反逆者たちは、
やつれ、青ざめ、やせ細って、
物憂く、
泡立つ流れに小石を投げ入れていた。

彼らの目は落ちくぼみ、疲れ果てていた、
その目は無気力な悲哀とともに
荒れ果てた鷲の巣から
眼下の平原を眺めていた。

彼らは山の風を避けて、
寒さと湿気に震えていた、
ジャングルの命とりの沼地の
激しい熱病に朦朧としていた。

二人はサーベルで、
一人はエンフィールド銃で傷を負っていた、
しかし、誰も隣人を気遣いはしなかった、
全員が病人と怪我人だったのである。

ラージプートの指導者はその時、
地面からぎこちなく、ゆっくりと起き上がって、
敵の陣営を見た、
そして仲間を見回した;

そして彼は言った:「祖国を追われ、
他人に故郷を譲って、
同じく追われる者たちとともに、
私は異国の土に立っている。

彼らは村の屋根を焼き尽くし、
私の親族の最も優れた者を殺した、
荒廃させ、焼き尽くし、略奪した、
私たちは何の罪も犯していないのに;

私たちの一族は向こう見ずで粗野で、
私たちの盗賊は多く、背が高かったが、
私たちは決して英国人の血を流したことがなく、
英国人の屋敷を襲ったこともなかった。

王は必要があれば十分の一税を徴収し;
ならず者や愚か者でさえもそれを支払った;
なぜならその土地に対する私たちの権利は
羊皮紙に書かれるものよりも強固だったからである;

それは私たちの父祖がジャングルを
斧と剣で切り開いた土地だった、
その古くからの権利は
それぞれの時代の支配者たちに大切に守られてきたのである。

私たちの父の呪いよ、私たちの父の土地とともに
大いなる神の怒りの一撃のごとく
憎き英国の
頭と鉄の手と心臓に下り給え

祖先が戦ったように、私たちも戦う:
しかし、剣と火縄銃で立ち向かわなければならないのは
千丁が一丁のように働く
密集した銃剣の輝く隊列である!

ガンジス河の聖なる岸辺から、
ラクナウの美しい塔から、
彼らは私たちを確実に、
そしてゆっくりと追い詰めてきた。

* * * *
* * * *

軍隊が殺戮を終え、
絞首刑の執行の終了を命じたとき;
彼らは不毛の丘にいる私たちを招いて、
平和な故郷に帰らせるだろう。

半分になってしまった畑を、
重い気持ちで耕すために、
高利貸しの約束や法律家の狡さに抗って
まだ残されている何物かを争うために。

イギリス人の顔を見ると、
忠実に頭を下げ、
冷ややかな人種に奴隷のようにへつらって、
給与と一切れのパンを求めるようになる;

よそ者から報酬を得るために
牛やロバのように働くようになる―
私たちの子孫はフランク人に支配されることになるだろう、
私の命はもうお終いだからな!」

 

2023.11.7

闘いは無用と言う勿れ

 

Say not the Struggle nought Availeth

by Arthur Hugh Clough

 

闘いは無用と言う勿れ

アーサー・ヒュー・クラフ 

 

訳者より:チャーチルが1941年4月27日に放送されたアメリカ国民向けの演説の結びに引用した詩です。引用されたのは後半部分です。作者アーサー・ヒュー・クラフ(1819-1861)はチャーチスト運動(選挙権拡大運動)が政府の弾圧によって失敗した後にこの詩を書いた、とする分析があります。
原文:https://www.poetryfoundation.org/poems/43959/say-not-the-struggle-nought-availeth

 

 

 

闘いは無用という勿れ、

     苦労も傷も空しく、

敵は弱りも、衰えもしない、

     そして変わったものは何もない、などとは。

 

希望が空しいなら、恐怖だって空しいかもしれない;

     あの煙の向こう側で、

今まさにあなたの仲間たちは逃げる敵を追いかけ、

     そして、あなた抜きで勝利を収めているかもしれない。

 

くたびれた波は寄せて空しく砕け

     苦しい一インチの前進もここには見られない、

しかし入り江と瀬戸のはるか彼方から、

     大海原は静かに押し寄せてくる。

 

東の窓だけではない、

     日の出のとき、明るくなるのは、

目の前を太陽はゆっくりと、なんとゆっくりと上っていくことだろう、

     しかし西を見よ、大地は既に輝いている。

 

 

2022.8.27

鎮魂歌

 

 

Requiem

by Robert Louis Stevenson

 

 

鎮魂歌

ロバート・ルイス・スチーブンソン 作

 

 

訳者より:ロバート・ルイス・スチーブンソン(1850-1894)は「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」を書いた作家です。早世しましたが、この詩の通りに葬られたとのことです。お墓はサモアのウポル島のバエア山の頂にあります。総選挙に敗れて下野していたチャーチルは日本の降伏の翌日(1945年8月16日)、野党党首としての最初の演説の結びにこの詩の最後の二行を引用しました。
原文:https://poets.org/poem/requiem

 

 

 

広い星空の下に、

    墓を掘って私を葬ってくれ。

私は喜んで生き、喜んで死んだのだ、

    そしてそのとき、遺言がある。

 

この詩を私の墓に彫ってくれ:

    熱望していた通り、彼はここに眠っている;

船乗りは家に帰る、海から家に帰る、

    そして狩人は丘から家に帰る。

 

 

 

2022.8.27