from The Princess: O Swallow 「王女」より:おお、ツバメよ

 

from The Princess: O Swallow 「王女」より:おお、ツバメよ

 

おお、ツバメよ、ツバメ、飛んで行く、南へ飛んでいくツバメよ、
彼女のもとへと飛んで、彼女の金色の軒に降り立ち、
そして彼女に、彼女に伝えてくれ、この伝言を。

おお、伝えてくれ、ツバメよ、その両方を知っているお前よ、
明るく、激しく、気まぐれなのが南であって、
暗く、誠実で、優しいのが北であると。

おお、ツバメよ、ツバメよ、もし私がついて行くことができて、
彼女の格子窓に降り立つことができたなら、私は鳴き、さえずり、
二千万もの愛をささやくだろう。

おお、私がお前だったなら、彼女は私を迎え入れ、
その胸に抱きしめ、その雪のような揺りかごを
私が死ぬまで、優しく揺らしてくれるだろう。

なぜ彼女は心に愛をまとうことをためらうのだろう?
すべての木々が緑に覆われてからも、
その身を飾るのをためらう若いトネリコのように。

おお、伝えてくれ、ツバメよ、お前のヒナは飛び去ったと。
彼女に言ってくれ、自分は南では遊び戯れているだけだ、
しかし北では、長く巣を営んでいると。

おお、伝えてくれ、人生は短いが、愛は長く、
そして北の夏の太陽は短く、
南の美しい月は短いと。

おお、金色の森から飛んで行くツバメよ、
彼女のもとへと飛んで、鳴き、口説いて、彼女を私だけのものにしてくれ、
そして彼女に、彼女に伝えてくれ、私もお前の後から行くと。

 

 

2025.6.4
https://www.poetryfoundation.org/poems/45381/the-princess-o-swallow