The Charge of the Light Brigade 軽騎兵隊の突撃
I
半リーグ、半リーグ、
半リーグ先へ、
死の谷の中に六百騎はいた。
「軽騎兵隊、前進!
大砲に向かって突撃!」命令が出た。
死の谷の中を
六百騎は進んだ。
II
「軽騎兵隊、前進!」
動揺する者はいただろうか?
いや、いなかった、しかし、誰かが
過ちを犯したことは分かっていた。
彼らは返答しない、
彼らは理由を聞かない、
彼らはただ実行し、死ぬだけ。
死の谷の中を
六百騎は進んだ。
III
右に大砲、
左に大砲、
正面に大砲、
一斉砲撃、轟音/
銃弾と砲弾の中を、
彼らは立派に勇敢に進んで行った、
死の顎の中へ、
地獄の入り口に
六百騎は進んで行った。
IV
抜き身のサーベルは閃いた、
空中で翻っては閃いた、
砲手を斬りつけ、
敵軍に突撃して、
世界中を驚かせた。
それは砲煙の中に突入し、
敵の陣地を突破した/
コサックとロシア兵は
サーベルの一撃によろめき、
打ち砕かれ、引き裂かれた。
そして彼らは引き返したが、
六百騎ではなかった。
V
右に大砲、
左に大砲、
正面に大砲、
一斉砲撃、轟音/
銃弾と砲弾の中で、
馬も英雄も倒れた。
立派に戦った者たちは
死の顎を通り抜け、
地獄の口から戻ってきた、
生き残ったのはすべて、
六百騎の生き残りだった。
VI
彼らの栄光が失われることがあるだろうか?
ああ、世界中を驚かせた
彼らの途方もない突撃よ!
彼らが敢行した突撃に栄光あれ!
高貴なる六百騎、
軽騎兵隊に栄光あれ!
*1リーグ=3マイル、テーマはクリミア戦争のバラクラヴァの戦い(Battle of Balaclava)です。命令伝達の齟齬のため、軽騎兵隊は敵の砲兵陣地に危険な正面突撃を行ない、多数の死傷者を出しました。
2025.8.19
https://www.poetryfoundation.org/poems/45319/the-charge-of-the-light-brigade