Song(A Spirit haunts the year’s last hours)
歌(精霊が一年の最後の数時間を彷徨っている)
Ⅰ.
黄色く色を変えた木立に棲む
精霊が一年の最後の数時間を彷徨っている:
それは独り言を言う/
たそがれ時の散歩道で、熱心に耳を澄ますなら、
それが働きながら、すすり泣き、ため息をつくのが
あなたにも聞こえるだろう/
それは、朽ちてゆく花たちの重い茎を
地面にひれ伏させているのだ:
あまりに冷たい土の中の、その墓の上に
大きなヒマワリは重々しく垂れ下がり/
タチアオイは重々しく垂れ下がり、
オニユリは重々しく垂れ下がる。
Ⅱ.
空気は湿っぽく、静まり返って、息苦しい、
まるで死の一時間前に安らいでいる
病人の部屋のように/
腐ってゆく葉の湿った豊潤な匂いに、
そして、足元のツゲの褪せてゆく輪郭の吐息に、
そして、その年の最後のバラに
私の心そのものが気絶し、私の魂の全てが悲嘆にくれる。
あまりに冷たい土の中の、その墓の上に
大きなヒマワリは重々しく垂れ下がり/
タチアオイは重々しく垂れ下がり、
オニユリは重々しく垂れ下がる。
2025.12.15
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/song.html