On a Mourner 哀悼する者へ
I.
自然は、できる限りにおいて、
神を模倣し、その顔を空の下の
あらゆる土地に向け、
出会うものを何一つ卑しめることなく、
あらゆる場所において生き、愛し/
II.
素朴な生垣を満たし、
紫のライラックを開花させ、
風が流れる丘から一歩踏み出して、
シギが鳴く湿地を緑にし、
苔と絡み合った沼の葦で覆い/
III.
そして、あなたの心臓に指を置いて
言う「より速く鼓動せよ、
時は快い、そして森も道も快い、
そしてブナもボダイジュも
新しい葉を出し、心弾む空気を感じている。」
IV.
そして、先に遥かな聖域に行った声の
より深いささやきは、
その病んだ心に、あなたの意志を包み込む
一つの大きな意志に従って、あなたの命の全てを
一つの方向に傾けるという、より強力な選択肢を教える。
V.
そして、時を分かつ夜が、
あの寂しく折れ曲がる暗い谷に消えたとき、
希望と記憶、夫と妻が、
二人の間に生まれた、あの美しい子供と共に
朝の境を超えてやって来る。
VI.
そして、死すべき者の振る舞いが
墓を覆う芝の上の闇を乱さないなら、
沈黙と、震える星々の中から信念が、
そして家の守り神のような美徳が
まだ誰も歩いたことのない道を通ってやって来て、
VII.
帝国の約束を与えるだろう/それは、かつて真夜中に、
全ての艦隊がクレタ島の岩だらけの
丘のそばで休んでいたとき、
夢の中でトロイの放浪の王子に与えられて、
犠牲を捧げさせ、奮起させたものである。
*トロイの放浪の王子とはアイネイアスのことです。ローマ建国の祖とされています。国破れたトロイから脱出してクレタ島にいたとき、夢の中で家の守り神ペナーテスに、移住するべき土地はイタリアであることを告げられました。
2025.12.16
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/ladyshalott/mourner.html