The Merman 人魚王
I.
何者だろう、
海の底で、
金の冠をかぶって、
玉座の上に
ただ一人座って、
ただ一人歌っている、
大胆な人魚王とは。
Ⅱ.
大胆な人魚王とは私のこと、
私は日がな座って歌っている/
私は海の広間を力強い歌声でいっぱいにする/
しかし夜には、外に彷徨い出て、
岩の中や外で、人魚たちと戯れる、
彼女らの髪を白い海の花で飾り/
そして彼女らの流れる髪をつかんで引き止め、
海の底で何度もキスし、
そして彼女らが私にキスするまで何度もキスする
笑いながら、笑いながら/
そして私たちは彷徨う、遠くへ、遠くへと
まっすぐに高く伸びている淡い緑の海の森へと、
お互いを愉快に追いかけながら。
Ⅲ.
月も星もないだろう/
しかし波が私たちの頭上で音楽を奏でるだろう—
魔法の夜の低い雷鳴と稲光—
月も星もない。
私たちは夢のような小さな谷で大声で呼びかけ、
お互いを呼んで、雄叫びを上げ、泣き叫ぶだろう
一晩中、愉快に、愉快に。
彼女らは私に星のように輝く砂と貝殻を投げつけ、
笑ったり、手を叩いたりする、
一晩中、愉快に、愉快に。
しかし、私から彼女らに投げ返すのは
トルコ石、瑪瑙、アルマンディン。
そして、物陰から彼女らに飛びかかり、
海の底で何度もキスし、
そして彼女らが私にキスするまで何度もキスする
笑いながら、笑いながら。
ああ!虚ろな深い緑の大海の底で
なんと幸せに暮らしていることだろう!
海の底の苔のベッドは柔らかい/
私たちは愉快に、愉快に暮らすだろう。
2025.5.13
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/merman.html