You ask me, why, tho’ ill at ease あなたは問う、なぜ、安ぎのない
あなたは私に問う、なぜ、安らぎのない、
この土地に住んでいるのか、と
その魂は霧の中で弱り、
紫の海に恋い焦がれているのに。
ここはしらふの自由に選ばれた、
自由人が耕す国、
敵や味方に囲まれながら、
人が思うことを口にできる国/
安定した政治の国、
正義と古き名声の国、
自由が先例から先例へと、
ゆっくりと広がりゆく国/
党派的謀略は稀だが、
何らかの散漫な思想の力が
徐々に遺憾なく鍛え上げられて、
働き、広がってゆく時間と空間がある国。
もし、団結した連合体が
世論を迫害し、
何らかの思想が罪とされる時代を招き、
個人の自由を沈黙させるならば、
たとえ政権が諸国の間で、
ブリテンの名を三倍に高めようとも―
たとえ国のあらゆる水路が、
黄金の砂に満たされ、塞がれていようとも、
そのときは、私を港から運び去ってくれ、
荒ぶる風よ!私は暖かい空を目指し、
死ぬ前に見よう、
南のヤシの木と神殿を。
2025.5.23
https://www.poetryfoundation.org/poems/45393/you-ask-me-why-tho-ill-at-ease