The Kraken クラーケン
深い海の雷鳴のさらに下の、
遥か、遥か下の、奈落の底で、
クラーケンはその永く、夢見ることも、
侵されることもない眠りを貪っている。
その暗い影には微かな日の光さえ差すことがない。
頭上にうねるのは千年も成長し続ける丈の高い巨大な海綿/
そして遥か彼方の弱々しい光の下、
数多くの不思議な洞窟と無数の秘密の穴と
とても大きなイソギンチャクの中に微睡んでいる緑を
巨大な腕が扇ぎ出す。
眠っては巨大な海虫を食い荒らし
永らく彼はそこに横たわってきた、
そして最後の火が深海を熱する日まで
横たわり続けるだろう/
その時、彼は一度だけ人々と天使の前に姿を現す、
すなわち轟音とともに浮かび上がって、水面で死ぬのである。
2025.6.24
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/kraken.html