Leonine Elegiacs レオニヌス韻のエレジー連句
低い空のそよ風が、暮れゆく広い谷をさまよっている/
黒い幹の松の木を通して、遠い川のきらめきだけが見える。
花盛りのイグサや、満開のバラの茂みの陰を通り、
背の高いポプラの脇を抜けて、小川はさらさらと流れている。
牧羊犬は元気よく吠え/キリギリスは澄んだ祝歌をうたい/
森の鳩は深く/フクロウは甲高く鳴いている/
風が忍び寄り/冷たい露が落ちる。眠りに入ろうとする大地は静かに息をしている。
淀みの上ではブヨが日に映えて、かすかに呟き、嘆いている。
遠くで雌牛が悲しげに鳴いている。水はちらちらと光りながら流れ出している。
双子の峰と松が、暗いガラスのような水面に斜めに影を落としている。
低く座すヘスペロスは二つの峰の間にある/しかし軽くせわしく
拍動するナイアスは、その胸の下に彼を捉えている。
古の詩人は、ヘスペロスがあらゆるものをもたらし、
疲れた心を癒すと歌った。私の愛しいロザリンドを連れてきてくれ。
君は朝にも夕方にも来る/しかし彼女は朝にも夕方にも来ない。
盲目のヘスペルス、無情な者よ、私の愛しいロザリンドはどこにいるのか?
*ロザリンドはシェイクスピア「お気に召すまま」の女主人公の名前でもあります。ギリシャ神話においてへスぺロスは宵の明星、ナイアスは水の精です。
2025.6.25
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/leonineelegiacs.html