Crossing the Bar 砂州を渡る

 

Crossing the Bar 砂州を渡る

 

日没と宵の明星、
  そして私を呼ぶ澄んだ声!
そして船出のとき、
  砂州の呻きなからんことを、

 無限の深みから出てきたものが
  再び家路につくとき、
眠っているように流れ
  音もなく泡も立たないほどの満ち潮あらんことを。

 夕暮れと夕べの鐘、
  そしてその後の暗闇!
そして私が船に乗り込むとき、
  別れの悲しみなからんことを/

 たとえ潮が遠く、この世の時間と空間の外へと
  私を押し流そうとも、
砂州を渡り終えたとき私は、私を導いて下さる方に
  顔と顔を合わせてお会いできると信じているのだから。

 

 

*砂州の呻きとは、干潮時に危険な乱流が起こる際の低い持続的な音のことです。イングランド南西部サルクームを訪れた時に着想を得たとされています。
2025.7.12

https://www.poetryfoundation.org/poems/45321/crossing-the-bar