The Sea-Fairies 海の妖精たち
船乗りたちは疲れて、ゆっくりと航海していた、
そして緑の岸辺と流れてゆく泡の間に、
愛らしい顔、丸みを帯びた腕、そして
小さな金の竪琴を抱いた胸が見えた、
そして彼らが考え込み、
半ば慄きながらささやき合っていると、
大海原の上に甲高い歌が聞こえた。
どこへ、どこへ、どこへ行くの?逃げないで。
どこへ行くの、緑の野原から、幸せの花が咲いている海岸から?
ここでは昼も夜も、泉から噴き出した豊かな水が
野原をさまよい、滝から飛び跳ねて降り注ぎ/
そして谷間の生き生きした緑を通り抜けて、銀色と深紅の貝殻を洗います、
響きの豊かな海の上には
白いツリガネソウが咲き乱れる牧草の丘があります:
こちら、こちら、こちらへ来て帆を畳みなさい、
こちらへ来なさい、私たちのところへ:
こちら、こちらへ来て、戯れ、遊びなさい/
ここでは泣くのはカモメだけ/
一日中あなたのために歌わせて下さい:
船乗りさん、船乗りさん、帆を畳みなさい、
ここでは至福の丘と谷があります、
そして風が楽しく、楽しく歌います、
そして入江と湾はきらきらと光っています、
そして虹が出て、自由な島々の上にかかっています/
そして砂浜の曲線も虹のようです/
こちら、こちらへ来て、見て下さい/
そして虹は静かな波の上にかかっています、
そして入り江と洞窟は甘美な色をしています、
そしてあなたの歓迎も甘美なものです:
ああ、こちら、こちらへ来て、私たちの王になって下さい、
私たちは陽気な花嫁なのですから:
甘いキスをしましょう、甘い言葉を語りましょう:
ああ、聞いて、聞いて下さい、あなたの目は
楽しみと愛と喜びに輝くでしょう:
ああ、聞いて、聞いて下さい、金の弦の
鋭く澄んだ響きが高い波を駆け上るとき
あなたの目は輝くでしょう。
いったい世界のどこに、世界のどこに
こんなに幸せな海岸があるでしょう?
どこへ行くの?聞いて、行かないで、:船乗りさん、船乗りさん、逃げないで。
2025.10.19
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/seafairies.html