St. Agnes’ Eve 聖アグネス祭前夜

 

St. Agnes’ Eve 聖アグネス祭前夜

 

修道院の屋根に厚く積もった
雪が月明かりに輝いている:
私の息は湯気のように天へと昇ってゆく/
私の魂も、まもなくそれに続かんことを!
修道院の塔の影は
雪原に斜めに伸び、
忍び寄る時とともに忍び寄って、
私を主のもとへと導いてくれる:
主よ、わが魂を、凍えるほどに冷たい空のごとく、
あるいは、この私の胸の
今年最初のマツユキソウのごとく、
清らかに、澄ませたまえ。

この汚れて黒ずんだ白い衣を、
あの輝く雪面に/
この青白いろうそくの地上の火を、
あの銀色の月に/
そのようにわが魂を子羊に、
わが心を御前にお示しします/
そのようにこの地上の家にいる私と
私がなりたいものも違っています。
おお、主よ、天を引き裂きたまえ!そして
白く清らかな衣装の、あなたの花嫁である私を
きらめく星にして、あの星たちの間を
鋭く遠く引き上げたまえ。

主は私を黄金の扉へと引き上げて下さり/
閃光たちが行き交い/
すべての天は、その星の床を破裂させ、
その光を下界に散りばめ、
そして、さらに眩しく、燦然と輝かせる!
門が開かれ、遠い内側で
私の罪を清めようと、
天の花婿が待って下さっている。
永遠の安息日、
広く、深い、一つの安息日—
輝く海に差す光―
その花嫁と花婿!

 

 

*キリスト教では信者は神の花嫁になぞらえられます。聖アグネス(291-304)は異教時代のローマ帝国に生まれましたが、「キリストの花嫁になる」ため高官の息子との結婚を拒んで迫害され、殉教しました。聖アグネスの日は1月21日です。
2025.11.17
https://www.poetryfoundation.org/poems/45388/st-agnes-eve