‘Love thou thy land, with love far-brought’
「あなたの国を愛せ、遙かなる古より引き継がれたる愛を以て」
あなたの国を愛せ、物語に満ちた遙かなる
古より引き継がれ、
現在において用いられ、
思想の力によって未来へと注ぎ込まれる愛を以て/
真実の愛は、不動の軸を中心に回転する、
決して卑俗な目的に屈しない愛、
それはイングランドの気質、自由人、友人、
あなたの同胞、そして不滅の魂への愛である。
しかし、性急な時代の欲しいままにさせてはならない、
荒ぶる心と弱き翼を持ち、
いかなる詭弁家の罠にも容易に絡め取られる群衆に
未熟な妄想を与えてはならない。
権能の務めを弱者に委ねてはならない、
また盲目ではなく、日の光を待っている者から
一条の光を隠してはならない、
たとえ彼らが、不確かな光に包まれていようとも。
知識を風に乗せて世界を巡らせよ/
だが、知識に先んじて、
知識の先駆者たる「畏れ」を
人間の種が蒔かれ、心が育つあらゆる空に飛ばせ。
時代の潮流を見極めよ/
偏見を、その木目に逆らって断ち切れ:
されど穏やかな言葉は常に有益である:
あなたの同胞の弱さを思い量れ。
地位や役職、あるいは恩給のために働くな、
名声を期待するな:
それは後の世に育ってゆくものである:
標語を過信してはならない:
古い格言に固執せず/
現代の流行語に支配されず/
変化に対して速すぎず、遅すぎず、断固たれ:
然るべき時に、立法せよ/
それは「議論」の中から強い拘束力という
「命」を持って生まれ落ち―
万人の利益に資するために、
数多くの心にあらゆる角度から吟味されたものでなければならない。
「自然」もまた、寒暖、
乾湿を使い分け、数多くの強靭化の力を用いて、
長い工夫の末に
生物の個体の形を完成するのだから。
安逸の中に錆びつかないよう、
変化が私たちの存在を制御するのは良いことだ。
私たちは皆、静かな歩みとともに変化していく、
魂の根源を除いては。
ゆえに来るべき変化を、
去りゆくものと自由に噛み合わせ、
共感に動かされて滑らかにその役割を果たす、
国家の繋ぎ目として働かせよ。
言うは易く行うは難しだ/
過去のすべての「時」が明らかにしている通り、
「思想」が「現実」と結ばれるところには常に、
雷鳴轟く婚礼の夜明けがあるのだから。
今この時も、私たちは内なる葛藤とともに、
暗闇で苦闘する胎動を聴いている―
来たるべき年月の「精神」が、
「生」と混じり合おうと切望しているのを。
ゆっくりと養われた力が、
苦難という学校での完成を待っている/
かつての統治形態の亡霊や、
強大な国家群の新たなる尊厳―
それらは成長する時代の番人であるが、
霧の中で茫漠として捉えがたい/
その周りで海と空は、「力」という
巨大な装置に暗く閉ざされている。
新たなる秩序は適切に組み合わされた
数多くの変化から形作られるだろう。
段階的な変化を重んじよ。さもなくば
「不和」の魂が、巻き起こる風と競い合うことになる/
その風はあなたの偶像に捧げられた火を吹き消し、
その灰をその頭に積み上げさせて、
我々は父祖よりも賢明であると
しばしば豪語したことを恥じ入らせるだろう。
ああ、それでもなお、もし「自然」の不吉な星が、
成熟した人々をも、若者のように駆り立てて、
「真理」の逃げ去る跡を追わせ、
戦いという青銅の橋を渡らせるなら―
もし「新」と「旧」の悲劇的な不和が、
武装した敵同士のように衝突し続け、
「原理」は血の中に降り注ぐというのが
「時」の終わりまで真実なのであれば/
それでも心ある賢者は
罪と恥の中でさえ希望を捨てることはない、
剣の柄に手をかけながらも、
「平和」そのもののように、動乱の地を歩み/
「派閥」の犬どもが吠え立てようとも、
言葉と行いによって同胞に仕え続けるだろう。
知識が剣をもたらしたとしても、
知識こそが剣を取り去るのだと確信し―
両方の陣営から差し込む善の光を愛して、
決して目を覆うことはなく/
そして、もし恐るべき必要が生じたなら、
断固として、ただ一撃のもとに打つだろう。
私たちが先人たちが咲かせた花であるように、
明日は今日を収穫するだろう/
慎ましい日々を実りあるものにせよ、「停滞」の異母姉妹である
「拙速」を娶ってはならない。
2026.1.15
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/ladyshalott/lovethyland.html