Sir Galahad ガラハッド卿
我が良き剣は敵の兜を断ち割り、
我が強靭な槍は狙いを過たない、
我は十人力なり
我が心の清きがゆえに。
耳をつん裂くラッパの音が響き渡り、
鋼の剣は鋼に当たり砕け散る、
折れた槍の柄は空を飛び交い、
馬と騎士はよろめく:
よろめいては、ガシャンと試合場に転がる、
そして闘いの潮が引くとき、
香水と花々の夕立が、
淑女たちの手から軽やかに降り注ぐ。
愛する騎士に注がれる淑女たちの眼差しが
いかに甘美なことだろう!
彼女らを恥辱と隷属から救うため、
私は力を尽くして戦おう:
だが、私の心は完全に天上に向いている
納骨堂や聖堂で、私は膝を折る:
私は愛の接吻を知らず、
乙女の手を握ったこともない。
より恵み深い光が私を照らし、
より力強い法悦が心を動かし、震わせるからだ/
ゆえに私は信仰と祈りによって
行いと意思における純潔を保つのだ。
疾風の中で三日月が沈み、、
一筋の光が私の前を漂い、
暗い木立の間で森が輝き出すとき、
賛美歌の声が聞こえてくる。
そのとき、私は秘めやかな聖堂に通りかかる/
声はすれども人影はなく/
聖歌隊席は空いていて、扉は広く開き、
ロウソクが美しく燃えている。
雪のような祭壇布は白く輝き
銀器は清らかにきらめき、
澄み切った鈴の音が鳴り、振り香炉が揺れ、
その中を厳かな聖歌が響き渡る。
時に寂しい山の湖で
私は魔法の小舟を見出す/
私は飛び乗る:舵取りはいない:
闇がすべてを包み込むまで、私は漂う。
優しき響き、恐るべき光!
三人の天使が「聖杯」を運んでくる:
足を揃え、白い衣をまとい、
眠っているような翼に乗って空を渡ってくる。
ああ、祝福された幻よ!キリストの血よ!
闇の潮を滑り下る栄光が
星のように星々と混じり合うとき、
我が魂は肉体の牢獄を打ち叩く。
我が良き馬に揺られて
夢見る町々を通り過ぎるとき、
クリスマスの朝を告げる鶏は鳴き、
通りは雪に静まり返っている。
嵐は屋根の鉛板を叩き、
剣や鎧を打ち鳴らし、しぶきを散らす/
しかし闇の上には栄光が広がり、
吹き付ける雹を黄金に染めている。
私は平野を去り、高みに登る/
身を守る枝の茂みもない/
しかし鳴り響く嵐の中、祝福された姿は
荒れた沼地や風の野原の上に浮かんでいる。
貞潔の騎士—私に与えられた
この希望ゆえに、私は恐れを知らない/
私はここでしばしば私を包む
天上の空気を吸うことを切望する。
私は絶えることのない喜びを、
生ける光に包まれた清らかな空間を、
その香りを私の夢にまで漂わせる
永遠の平和の清らかな百合を想う/
そして、天使の手に打たれ、
触れられた私の、この現世の鎧と、
この重さと大きさと、この心と瞳は
最も清らかな空気へと変ずる。
大空の雲は晴れ、
山の壁から
オルガンの調べが響き渡って、
高まり、震えて、消えてゆく。
すると木々は揺れ、茂みは頭を垂れ、
翼は羽ばたき、澄んだ声が舞う:
「おお、正義と至誠の神の騎士よ!
乗り進め!報いは近い。」
こうして私は宿屋と広間と農場を通り過ぎ/
橋と瀬と、領地と柵を越えてゆく、
甲冑に身を固め、何があろうとも、私は馬を走らせる、
「聖杯」を見出すその時までは。
2026.1.23
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/englishidyls/sirgalahad.html