Charity 慈善
I.
「かぐわしい夏の時間を無駄にして」何をしているのか、とあなたはおっしゃいます。
目が見えないのですか?私は一人の女性のお墓を花で飾っているのです。
II.
聖書が言う通り、女は世界を滅ぼしました。
そしてある男性が私の世界を滅ぼしました、しかし、祝福あれ、ある女性が私を地獄から救ってくれました。
III.
私を愛しているですって?ああ、そうでしょう―間違いなく―あなたが私を捨て去るまでは!
ドレス、レース、宝石を下さっても、花嫁の指輪を下さることは決してないでしょう。
IV.
今、私を可愛い人、素敵な人と呼んで下さるのはうれしいことです。
でもしばらくしたら、私と道で会っても、知らん顔でしょうね?
V.
あなたに初めて会った時―彼があなたを連れてきた時!―私は目をそらしました。
そして、その冷たい青い目には、今も獲物を狙う獣のような光が宿っています。
VI.
あなたは彼の友人でした―あなた―あなたは―彼が私を花嫁にすると約束した時、
私を裏切ろうとしていたことを知っていたのです―知っていたのです―あなたは彼が嘘をついたことを知っていたのです。
VII.
彼は相続人、州の半分もの地所を遺贈された人と結婚したのです。
私は自分の運命を知った時、絶望して、彼のいる方角に向かって嘆き、呪いました。
VIII.
ナイフを手にして、川岸に降りていって、
「たったの一突きで、永遠の安らぎが得られるのだわ」と一人嘆きました。
IX.
あの男は、私の最期を知ったなら、少しは後悔するでしょうか?
それとも、ワインを飲みながら仲間の遊び人たちに、私を征服したと自慢するのでしょうか?
X.
お金―手切れ金―彼のお金を、私は彼に返しました―
そこを少しよけて下さいませんか?あなたの影がお墓に落ちています。
XI.
二両の列車が衝突しました。彼はそのとき、そこで一瞬のうちに圧し潰されて死んでしまいました。
しかし、新婚の妻は、彼のすぐ隣に座っていたにもかかわらず、無傷でした。
XII.
彼女は彼が持っていた私の手紙を見つけました。私の非難と侮辱の嘆きを/
私は彼と、彼が結婚した女性と、私が生まれた日を呪っていたのです。
XIII.
彼は永遠に葬り去られました。そして一週間後―ああ―
悪魔のように歓迎されない見知らぬ人、一人の未亡人が私を訪ねて来たのです:
XIV.
私は顔を壁に向けました、私は狂っていました、私は荒れ狂っていたのです。
私の不名誉な時、私生児の誕生の時が近づいていました。
XV.
ああ、悲しむ人をなだめ、ごまかし、嘘をつき、丸め込むことができるあなた。
男の人、あなたには魂を愛する魂など想像できますか?
XVI.
私は彼女を女性として、妻として呪っていました。そして私は妻として、女性として、
かつて地上を歩いた中で最も優しい、キリストのような存在を見つけたのです。
XVII.
彼女は私を見守り、世話をし、食事を与え、昼も夜も私のベッドのそばに座っていました。
幸いにも死産だった男の子の喜びのない誕生の日まで。
XVIII.
それであなたのお名前は?何とおっしゃるの?私は彼女に尋ねました。彼女は突然
忍耐強い顔を輝かせて言いました「私の愛する人、おいとまする前にお教えしましょう。」
XIX.
そしてついにそれを知った時、私は叫んで、イスから飛び上がりました。
私は泣いて、彼女の手をキスし、彼女の足元に身を投げました。
XX.
そして私たちは、彼女にその名前を与えた彼のために、彼のために一緒に祈りました。
彼女は私が生きていくために十分なものを残してくれました。私は恥の報酬を払う必要がなくなったのです。
XXI.
彼女は病室で看護をしていた時にかかった熱病で亡くなりました。
彼女は高い天国の中の天国で、彼女の主と顔と顔を合わせています。
XXII.
そして神は、この冷酷な世界のどこにも、彼女のような存在を見つけられることはないでしょう!
私の話は終わりました。行って下さい。私は彼女のお墓を花で飾っているのです。
2025.10.9
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/deathofoenone/charity.html