北の農夫 ニュー・スタイル
I.
軽やかに走る、わしの馬の足音が聞こえるか?
財産、財産、財産―わしにはそう聞こえる。
財産、財産、財産―サム、悩んでいるお前は愚かだ:
馬の脚一本の方が、お前の脳みそ全部より役に立っている。
II.
止まれ―サム、お前に一言っておかなければならないことがある―あれは牧師の家だ―
人間は人間か、それとも鼠か、そんなことも分からないのか?
よく考える時だ―今週でお前も二十歳になる。
財産、財産―止まれ、だから、止まれ―独り言を言わせてくれ。
III.
わしと婆さんは、サミー、お前のことを話していた/
お前は母さんに話をして、そして母さんはわしに伝えた。
金のために結婚する気はない―牧師の娘が好きだ―
まいったな―愛のために結婚する―わしらはお前を愚か者だと思っている。
IV.
今日、その娘が通り過ぎるのを見た―聖人の日だ―鐘が鳴っていた。
お前はあの娘を美人だと思っている―しかしそんな娘はいっぱいいる、
金持ちの娘たちにもな―美人とは何か?―咲いている花だ。
しかし財産、財産は残って、財産、財産は増える。
V.
意固地になるな:時間をおけ:お前が怒るのもわかる。
わしが若い頃、娘っ子に夢中にならなかったと思うか?
しかし、あるクエーカー教徒の友達はよく言っていた:
「金のために結婚してはいけない、しかし金のあるところへ行け!」
VI.
そして私は金のあるところへ行った:そして母さんに会った、
たくさんの貯金があって、そして良い土地も持っていた。
母さんは美人ではなかったかもしれない:―わしは気にしなかった―
抱きしめたりキスしたりするには、無一文の娘と同じくらい都合よかったからな?
VII.
牧師の娘は何も持っていない、そして親父が死んでも何も相続しないだろう、
家庭教師か何かをやって、食っていかなきゃならない、分かるか:
なぜなら、やつはただの副牧師で、決して問題を解決できないだろう、
実際、やつはこの州に来る前に、自分でその種をまいていたのだ。
VIII.
やつは大学の借金をたくさん抱えてこの教区に来た、
それはやつにくっついて離れず、やつはまだそれから逃れられていない。
そしてやつは泥の中に仰向けに倒れていて、誰にも助けてもらえない、
仰向けに倒れた羊の方がましだ:それは、サミー、やつが愛のために結婚したからだ。
IX.
愛?愛とは何だ?お前は娘を、そしてその金も愛することができる、
それらは一緒に愛することができる、当然のことだ。
わしは母さんを、母さんの金のせいで愛せなかっただろうか?
いや―それはわしに母さんを大いに愛させた:それは愛する理由なのだ。
X.
ああ、そして母さんは、お前がその娘と結婚したがっていると言う、
紳士の生まれだぞ:わしらはお前を愚か者だと思っている。
止まれ、財産、止まらんか?―まったくどうしようもない愚か者だ―
だから、止まれ、止まらんか?くそったれ!―ハエがものすごくうるさい。
XI.
馬の頭のハエを追うから、そのフェンスの上のトネリコの枝を折ってくれ、すまんが!
紳士の生まれ!紳士の生まれとは何か?それは小銭のことだろうか?
財産、財産こそこの世のすべてだ、そして、サミー、もし天国で財産に意味がないなら
この世で財産を持っている者が一番幸せなのだから、わしは祝福されている。
XII.
家に押し入って盗みを働くのは、金を持っていて、
着るものがあって、いつも食い物にありつける者たちではない。
いや、それは、食い物にありつく方法を決して知らない連中だ。
わしの言葉を信じろ、サミー、貧乏人は総じてろくでなしだ。
XIII.
やつらか、あるいはその親父どもが、怠け者だったに違いない、
なぜなら、金を得るには、常に労働が必要だったはずからだ。
爺さんはほとんど何も持っていなかった/少なくとも金を隠していた。
しかし爺さんは働いて、自分をすり減らして死んだ、立派な死に方をしたんだ、本当だ。
XIV.
見ろ、あの丘の端からリグルズビー川が流れ出しているところを!
爺さんは農場を手に入れ、わしは製粉所を手に入れた/
そしてわしは橋も手に入れるつもりだ、そしてお前はそれを見るだろう/
そして、もしお前が良い相手と結婚するなら、土地はお前に譲ろう。
XV.
それらがわしの考えだ、サミー、だからわしは譲るつもりはない/
しかし、もしお前が悪い相手と結婚するなら、土地はディックに譲る。
さあ来い、財産、財産―馬が言っている―
財産、財産、財産―軽やかに、軽やかに駆けていけ。
*主人公には馬の蹄の音がproperty,propertyと聞こえています。原文はリンカンシャーの方言で書かれています。
2025.10.25
https://www.poetryfoundation.org/poems/45372/northern-farmer-new-style