The Ballad of Orian オリアナのバラッド
私の心は悲しみにやつれている、
オリアナ。
私に安らぎはない、
オリアナ。
こげ茶色の長い高原に雪がうねを立て、
北国のつむじ風が大きな音で吹き荒れる時、
オリアナ、
私は一人、あちらこちらとさまよう、
オリアナ。
闇に光が差す前、
オリアナ、
真夜中に雄鶏が鳴いていた、
オリアナ/
風は吹き、水は流れ、
我々は戦場に向かう馬の音を聞いていた、
オリアナ、
空ろな角笛が鳴り響いていた、
オリアナ。
夜のように暗いイチイの森で、
オリアナ、
私は戦いに赴く前に、
オリアナ、
至福の涙に目が見えなくなりながら、
星の光と月の光の下で、
オリアナ、
私はあなたと結婚の約束をした、
オリアナ。
彼女は城壁の上に立っていた、
オリアナ/
彼女は軍勢の中の私の兜飾りを見ていた、
オリアナ/
彼女は私が戦うのを見、私の叫びを聞いた、
その時、背の高い敵が前に進み出て、
オリアナ、
私と城壁の間に立った、
オリアナ。
その苦い矢は外れた、
オリアナ:
その誤ちの、誤ちの矢は外れた、
オリアナ/
その忌まわしい矢は的をかすめて外れ、
そしてあなたの心臓、私の愛しい人、私の花嫁を貫いた、
オリアナ!
あなたの心臓、私の命、私の愛しい人、私の花嫁を、
オリアナ!
ああ、戦場は狭く、狭かった、
オリアナ!
角笛の音は大きく、大きかった、
オリアナ。
ああ、致命傷は次々と与えられ、
戦場で戦いは激しさを増した、
オリアナ/
しかし私は顔を伏せて倒れていた、
オリアナ。
倒れた私を敵が突き殺してくれたら良かった、
オリアナ!
どうして私が立ち上がって、そこを去ることができただろうか、
オリアナ?
どうして私が顔を上げることができただろうか?
倒れた私を敵が突き殺してくれたら良かった、
オリアナ。
敵が私を泥の中で踏みにじってくれたら良かった、
オリアナ。
ああ、張り裂けそうで張り裂けない心よ、
オリアナ!
ああ、青白い、青白い、甘美で柔和な顔よ、
オリアナ!
あなたは微笑むけれども、話さない、
そして私の頬を涙が流れ落ちる、
オリアナ。
あなたが望むものはなにか?あなたが求めるのは誰か?
オリアナ?
私は大声で叫ぶ/誰もその声を聞きはしない、
オリアナ。
あなたは私と空の間にいる、
オリアナ。
血の涙が心から目へと
こみ上げてくるのを感じる、
オリアナ。
あなたの心臓には私の矢が刺さっている、
オリアナ。
ああ、呪われた手よ!ああ、呪われた一矢よ!
オリアナ!
ああ、静かに眠っているあなたは幸せだ、
オリアナ!
私の深い悲しみの横を
一晩中、静けさが流れていくようだ、
オリアナ。
つらい、つらい道を私は歩いてゆく、
オリアナ!
北国の風が海に吹き下ろす時、
オリアナ、
私は歩くが、あなたのことを考える勇気がない、
オリアナ。
あなたは緑の森の木の下に眠っている、
私は死んであなたの元に行く勇気がない、
オリアナ。
私は海の咆哮を聞いている、
オリアナ。
2025.12.2
https://www.telelib.com/authors/T/TennysonAlfred/verse/juvenilia/oriana.html